こんにちは!
現在育休中のみいです。
いきなりですが
2人目を妊娠したとき
1歳になるまでは
家でゆっくり育てたい…!
と思ったんです。
産休後そのまま育休に入ったのですが
もっとしっかり考えればよかったと
少し後悔しているんですよね。
(もちろん、息子と一緒に居られるのは嬉しいことなのですが!)
そこで今回は
フランスの育休について
わたしが感じることを交えつつ
解説していきます!!
この記事を読むと
・フランスの育休制度
・申請の仕方
・育休中の給料や金銭的援助について
・メリットとデメリット
がわかります☆
フランスの産休と育休の違い
育休について詳しく話す前に
産休と育休の違う点について
話したいと思います。
産休(congé maternité)は
労働者に必ず与えられるもの。
一定期間、休まなければならない
「義務」です。
一方、育休(congé parental)は
産休の後
子どもの面倒を見たい人に与えられる
「権利」です。
この違いはおさえておきましょう!
産休の期間は?
産休の期間も知っておきましょう!
- ・1人の場合
-
1人目/2人目の産休は
出産前の6週間+出産後10週間
=16週間3人目以上の産休は
出産前の8週間+出産後18週間
=26週間 - ・双子または多胎児
-
双子の産休は
出産前の12週間+出産後22週間
=34週間三つ子以上の産休は
出産前の24週間+出産後22週間
=46週間
わたしは子どもが2人います。
10週間=生後2ヶ月での仕事復帰は
早いと感じました💦
育休の期間は?
育休は1年間取得できます。
育休には2つタイプがあります。
- Temps plein(フルタイム)
-
完全に仕事を休むことです。
- Temps partiel(時短勤務)
-
週16時間以上出勤する必要がありますが
勤務時間を短縮できます。
育休の申請方法は?
育休取得には条件があります。
条件は2つ
1、少なくとも1年以上、会社に所属していなければなりません。
2点補足です!
・同じ会社に1年以上いること
(転職するとまた1からのカウントです)
・産まれる日に1年経っていれば良い
2、少なくとも育休に入る2ヶ月前までに会社へ申請しなければなりません。
※ただし産休からそのまま育休に入る場合1ヶ月前までに申請すればOK!
申請方法
会社の人事に申請します。
Temps plein (完全育休)
Temps partiel(時短勤務)
のどちらなのか
明記しましょう。
必ず書面で申請します。
申請した証拠が残るように
書留で送りましょう!
会社は申請を断ることができません。
断ると、違反行為とみなされます。
育休に入るまでに有給は消化しましょう!
育休中に失われる可能性があります。
給料は出るの?
Temps plein(フルタイム)の場合
雇用者との契約が一時停止になるため、
給料は支払われません。
Temps partiel(時短勤務)の場合
給料は働いた分だけ支払われます。
フランスの育休手当
育休中はCAFから手当が出ます。
条件
CAFからの手当を受給するには
以下の条件を満たす必要があります。
Cotisations vieillesse とは
「年金保険料」です。
※1年の労働=4 trimestres の積立て
例えば1人目の育休の場合
過去2年以内に8 trimestresが必要です。
同じように
2人目は過去4年以内に
3人目の以降は過去5年以内に
それぞれ8 trimestresがなければなりません。
支給額
支給額は以下の通りです。
※2024年4月1日以降の金額
Temps plein(フルタイム)
支給額は448,42€です。
Temps partiel(時短勤務)
50%以下働く場合 289,89€
80%以上働く場合 167,22€
が支給されます。
〜支給期間について〜
1人目の育休は…
子どもが1歳になるまで
各親6ヶ月受給できます。
2人目以降の育休は…
子どもが3歳になるまで
各親24ヶ月間受給できます。
※(産後の)産休手当分は引かれるので実質約21ヶ月
→lorsque vous avez 2 enfants ou plus, la durée de votre droit est réduite du nombre de mois postnataux indemnisés au titre de la maternité (出典:Caf Page)
片親の場合など
他の条件については
こちらを参照ください。
フランスの育休:メリットとデメリット
メリット
育休のメリットは
仕事を辞めずに役職を確保しながら
子どもと過ごせることですよね。
子供が成長するにつれ
学校に行ったりすると
なかなか親子の時間が取れなくなります。
毎日子どもと過ごすのは大変ですが
プライスレスです✨
デメリット
- ・保育園に受かりにくい
-
わたしは1年間育休を取得し
1歳を過ぎたら保育園に入れたい
と思っていました。
しかし、保育園の空きがなく
育休を延長しなければならなくなりました😱 わたしこんなに保活が大変なら
産休後に仕事復帰すればよかったのかな… - ・経済的援助が少ない
-
給料が出ないうえに手当も少ないです。
わたししかも手当を受けるのに条件があるなんて
厳しくない?!パートナーの稼ぎに頼れるなら良いですが
わたしたちは低収入家庭なので
生活が苦しいです😭!!
経済的にキツくなったら
復職すればいいやと思っていたわたし
※経済的な理由で復職希望の場合
1ヶ月前に会社に知らせれば、仕事に戻れます!
しかし保育園に入れられないので
復職が叶わず
貧乏生活まっしぐらです💦
フランスの保育事情については
別記事でまとめていますので
ご覧ください!
↓
フランスで保育園探しは大変?7つの保育場所を解説へ
まとめ
どうでしたか?
フランスの育休制度を解説しました。
もう少し手当があっても良いとは
思いませんか?
2025年の秋
育児制度改革について
議論されるということです。
給料の50%を補償する案が出ています。
実現されることを願います!
では、また。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
ブログランキングに参加しているので
よかったらクリックお願いします♪
コメント