フランスで出産!エコーは3回だけ?!【どんな手続きがある?】【無痛分娩が主流?】

みなさん、こんにちは!

末っ子が1歳を迎え🎂

妊娠発覚から出産までのことを

思い返していました。

わたし、妊娠糖尿病だったんですよ💀
毎日6回血糖値を取り、食事制限が大変でした💦

これからフランスで妊娠・出産を迎える人や

フランスの妊婦健診や病院の制度に興味がある方の

少しでも役に立つ情報を共有したいと思い、

実体験を交えてお話しします。

この記事を読むと

・妊娠発覚から出産までの流れ
・手続き
・費用

がわかります☆

もくじ

フランスでの出産の流れ

妊娠発覚!最初にすることは?

妊娠検査薬で陽性の反応が出たら、まず何をするべきでしょうか?

まずは血液検査の処方箋を手に入れよう

主治医またはジェネラリストのところへ行き、妊娠したことを伝えましょう。

血液検査をして妊娠何週目かを調べます。

フランスは医薬分業制です。

血液検査は採血ラボに行きます。
※Laboratoire d’analyses médicales

医薬分業制って?

内科医や専門医、また採血やエコーなど

すべて区分されています。

例えば日本で病院に行くと
採血やエコーは診察時にしてくれますよね。

フランスではそうはいかないんです。

まず街のジェネラリスト(内科医)に診察/問診してもらいます。

血液検査やエコーの処方箋をくれるので

それを持って

血液検査→採血ラボ
エコー→エコー専門医

に行く必要があります。

フランスと日本では妊娠期間の数え方が違います!
日本は10ヶ月なのに対しフランスは9ヶ月です。

日本式 →最終月経日が妊娠1ヶ月0日
フランス式 → 受精日を妊娠1日目

血液検査では風疹・HIV・トキソプラズマなども調べます。
※トキソプラズマについてはリンクを確認してください!

トキソプラズマの抗体を持っていない場合、毎月血液検査があります。

最初のエコーはどのタイミング?

後述しますが国に定められたエコーは3回のみです。

1回目のエコーはフランス式妊娠3ヶ月ごろ。

ただし最初の血液検査と同時に

「Echographie de datation」という妊娠開始日を確定するエコーを勧められます。

出産予定日がわかったり
初期段階で問題がないかを診てもらえます。

フランスでは出産予定日は41週0日です!
※日本では40週0日

ジェネラリスト?産婦人科医?助産師?

日本だと妊婦健診は産婦人科に行きますよね。

フランスは産婦人科医に加えて

ジェネラリストまたは助産師に健診をしてもらうこともできます。

わたしは産婦人科に通うことになりました。

当初近くの助産師を予約し

血液検査やエコーの処方箋をもらいました。

しかし血液検査の結果、妊娠糖尿病の疑いがあり、

「産婦人科医に診てもらった方がいい。わたしは専門外だから。」と助産師に言われました。

末っ子の産婦人科医は設備が整っていたのでエコーもしてくれる先生でした!

エコー専門医のところに行く手間がなく助かりました。

出産までのステップ

フランスでは妊婦健診は7回あります。

そしてエコーは3回のみです。
※健康な妊婦の場合

わたしは妊娠糖尿病だったので毎月エコーがありました。

出典:ameli, guide de maternité 2023

STEP
妊婦健診1回目 

・フランス式妊娠3ヶ月が終わるまでに行う。

1回目エコー

・血液検査(妊娠発覚時にしていなかった場合)

出生前診断
※フランスではほとんどの人が希望します。
※国が費用を負担してくれます。

※無料です。

STEP
妊婦健診2回目

・妊娠4ヶ月中に行う
・追加の血液検査がある場合も

STEP
妊婦健診3回目

・妊娠5ヶ月中に行う
2回目エコー

STEP
妊婦健診4回目

・妊娠6ヶ月中に行う
・この月から健診が無料になります。

STEP
妊婦健診5回目

・妊娠7ヶ月中に行う
出産準備教室への参加
※全7回 助産師さんと一緒に出産について学びます。

STEP
妊婦健診6回目

・妊娠8ヶ月中に行う
3回目のエコー
・無痛分娩をする場合、麻酔医と面談

STEP
妊婦健診7回目

・妊娠9ヶ月中に行う
・出産準備教室終了

フランスでは無痛分娩が主流です。

2021年に行われた調査によると
82,7%の女性が硬膜外麻酔のもと出産をしました。
出典:Santé publique France

産院選びの流れ

妊娠が発覚したらすぐに産院を調べましょう。

病院によっては妊娠初期に予約を受け付ける場合があるからです。

わたしの場合は

妊娠3ヶ月ごろ近くの病院に電話をしました。

電話で基本情報を伝えた後

仮登録の番号をくれました。

しかし本登録ができたのはフランス式妊娠7ヶ月頃😅

そしてこの時初めて産院で診察を受けました。

わたし

遅すぎ〜!

それまでは街の産婦人科で健診を受けていました。

産院によっては2回目のエコーから診てくれるところもあります。

妊娠初期に原因不明の出血をしました。
産院の救急外来にかけつけて診てもらいました。

登録完了していなくても受け入れてくれるのでご安心を!

臨月から出産まで

妊娠8ヶ月以降は

妊娠糖尿病ということもあって

毎週産院に通っていました。

血糖値やお腹の大きさを見てもらうためです。
※エコーはなし

39週目に本陣痛が来ました。

病院に着くと、助産師さんが迎えてくれました。

まだまだ子宮口は開いていないと言われ

2時間ほど病院内を歩きました😭💦

子宮口4センチになった時

無事に麻酔を入れてもらえました。

麻酔が入ってから4時間ほどで産まれてくれました♪

フランスでは41週0日まで自然に赤ちゃんが出てくるのを待ちます。

41週になっても産まれなかったら
促進剤で出産を促します。

手続きと費用

「妊娠届」

妊婦健診1回目でエコーをしてもらうと

医者あるいは助産師が「Déclaration de grossesse(妊娠届)」をします。

セキュリテソシアル(国民健康保険)とCAFにオンラインで申告、あるいは郵送します。

※郵送の場合、妊婦本人が郵送します。

CAF (Caisses des allocations familiales)は社会保険制度の1つ。
住宅補助や家族補助など生活援助をする機関です。

セキュリテソシアルが4回目以降の健診や出産費用を負担するために

「妊娠届」は重要な手続きです。

仕事をしている場合、妊娠届を会社に提出する必要があります。

医者にコピーをもらいましょう!

費用

先述の通りセキュリテソシアルの全額負担は

フランス式妊娠6ヶ月以降からです。

それまでの健診や検査費用は通常の医療費となります。

つまり3割自己負担ですね。

もし「ミュチュエル(任意相互保険)」に加入していれば

自己負担した金額は返ってくるでしょう。

公立の病院は無料です。

わたしは公立の病院でした。

無痛分娩で出産をしましたが無料でした!

ありがたいことです♪

まとめ

どうでしたか?

エコーが3回しかないのは驚きでした!

全額負担をしてくれるのが

妊娠6ヶ月以降とは少し遅い気もします。

それでも公立病院で出産するなら

無料なので助かりますね。

それでは、また!

最後まで読んでいただきありがとうございます!
ブログランキングに参加しているので
よかったらクリックお願いします♪

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


もくじ