みなさん、こんにちは!
わたしはフランス人夫との間に
2人の子どもがいます。
4歳の女の子と1歳の男の子です!
日仏家庭というと
子どもは自然にフランス語と日本語を話すイメージがありました。
しかしいざ自分が親の立場になってみると
浅はかな考えだったと知りました。
親と子どもの努力なしに、バイリンガル教育は成り立たないのです。
そこで今日は
我が家でどのような言語教育をしているかを
お話しします!
バイリンガル教育に興味がある方の役に立てたら嬉しいです♪
バイリンガル教育とは
まずわたしが思うバイリンガル教育についてお話しします!
努力の賜物
フランス語×日本語に限らず
バイリンガル教育は努力の賜物です。
「子どもたちとの時間を作り、一緒に頑張る」
これに限ります。
日本語で話すことはもちろん
・日本語の本を読む
・ひらがなや漢字を教える
・日本語教室の宿題をみる
など挙げればきりがありませんが
仕事をしながらですと
かなり大変なことですよね。
親が日本人=日本語を話す?
なぜバイリンガル教育をするのか?
日本人の母親がいるからといって
子どもが日本語を話すとは限らないからです。
日本語を話さない日仏ミックスを否定するわけではありません。
各ご家庭により教育方針は違いますから!
バイリンガル教育のゴールとは?
バイリンガル教育の成功とはなんでしょうか?
将来日本の大学に進学し、日本で就職してほしいから?
日本の文化を知ってほしいから?
ゴールは各家庭で違うものです。
わたしたち夫婦は何度も日本語教育について話し合いました。
望むことは3つ。
- 日本にいるおじいちゃん・おばあちゃんと意思疎通ができること
- 日本の文化やマナーを学ぶこと
- 年相応の日本語力を身につけること
子どもたちの負担にならないことが前提ですが
家族みんなで協力しながら頑張りたいです。
今後フランスで長く生活していくので
フランス現地校でも頑張ってほしい気持ちがあります。
日本語教育とのバランスが難しいですね💦
今望むことは上記の3つですが
成長する子どもの能力・日本への関心度によっては
目標を変えてもいいのかなと思っています💡
どうして日仏バイリンガルへの道は険しいのか?
ズバリ!
海外で生活をしながら
日本語教育を維持することが難しいからです。
もう少し掘り下げて説明します。
フランス語メインの生活
日本語に触れる機会がフランス語に比べて
圧倒的に少ないです。
わたしは長女(4歳)が生まれてから3ヶ月後には
仕事に復帰しました。
百貨店勤務のわたしはシフト制で夜遅く帰ってくることも。
日中は現地の保育園、夜は夫が寝かしつけるとなると
日本語を話す・聞く時間がありません。
仕事から帰ってくると娘はもうベッドの中なんてことも💦
3歳になって幼稚園に入る頃には
わたしが日本語で話しかけても
娘はフランス語で返事をする日々が続いていました。
こちらが日本語で話してもフランス語で返ってくるって
心が折れるんですよね💦
根気強く「日本語で話そうね」と
言い続けました。
親が日本語のお手本
家族にはわたししか日本語話者がいません。
わたしの日本語が子どもたちのお手本です。
日本語教育に関しては夫には頼れないので
大きな責任を感じます💦
正しい日本語を使う意識をしています。
フランス語ばかり成長していく娘を見て焦ることもありました。
4歳の娘はわたしの話し方とそっくりなんですよ!😅
言葉づかいには気をつけているつもりですが
〇〇のやつ
と娘が言ったときはマズイ!と思いました😓
学校生活が忙しい
小学生に入ると現地校の勉強が忙しくなります。
スポーツや課外活動だってありますよね。
そうなると
日本語を学ぶことを嫌がることも多いそうです。
たとえば漢字テストや宿題は負担になりますよね😰
子どもが日本語を勉強したくないと言ったとき
・日本語を学ぶ理由
・日本語を学ぶメリット
などを明確にしてあげることが大切です💡
【日仏バイリンガル】我が家の取り組み
我が家では夫がフランス語、わたしが日本語で
子どもたちと会話をします。
他にもいくつか取り組んでいることがあるのでご紹介します!
90分の日本語教室
週に1度日本語教室へ通っています。
ひらがなの練習に加え
季節にちなんだ折り紙
お歌の練習などがあって
日本の文化に触れる貴重な時間です。
テレビは日本語で
長女はアニメが大好き。
平日の夕方、幼稚園から帰ってきた娘は
15分程度のテレビタイムがあります。
必ず日本語で見せるようにしています。
幼稚園の送迎時間を有効に
現地校に行っている間はフランス語漬けです。
たとえば幼稚園に向かうとき
しりとり・反対ことばゲームをしたり
日本語の歌を歌いながら行きます。
迎えのときは
幼稚園での1日をしつこく聞きます!笑
「日本語で思考する」時間を少しでも作るようにします!
寝る前の本
日本語教室で借りてきた本など
1〜2冊の絵本を読み聞かせます。
余裕があるときは
どんな内容だった?
どこが面白かった?
など聞くようにしています。
日本にいる家族とのテレビ電話
週末やバカンス中はおじいちゃん・おばあちゃんとテレビ電話をします。
先述のとおり
子どもたちが大きくなるにつれて
なぜ日本語を学ぶのか
理由を見失ってしまうことも。
日本語を学ぶことは
わたしのためだけではないこと
日本語を話すことで喜んでくれる人たちがいることを
知ってもらうのは大事です。
日仏バイリンガル教育で得ること
年相応のフランス語と日本語レベル
4歳の娘はフランス語の方がやや強いですが
日本語で問題なく意思疎通ができます。
娘の日本語教育がうまくいっていると思える瞬間があります。
それは娘の独り言が日本語のとき。
自然と日本語がでてくるって親として嬉しいですね♪
日本語教育がフランス語レベルを下げてしまうのではないか
と心配していました。
でも全くそんなことはありませんでした。
むしろ現地校での成績が良くてびっくり!
異なる複数の言語の習得によって
暗記力や考察力が上がるのかもしれませんね。
今のところ思考・言語能力は年相応です。
※現地校でも日本語教室でも問題がありません。
親子の絆
日本語教育をしなくたって
親子であることに変わりはないし
親子の絆は他の手段でも築けます。
しかし海外に住んでいるからでしょうか。
日本の文化や日本語をとおして
親子なんだと感じる瞬間が多いですね。
親子一丸となって
目標に向かっている時間は
プライスレスです✨
まとめ
バイリンガル教育の正解は1つではありません。
しかし共通して言えることは
親子で頑張らなければならないということ。
わたし自身も母国語としての日本語と
向き合う良い機会になっています。
気を張らずに楽しみながら
子どもとともに成長できたら嬉しいです。
それではまた!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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