前回の記事で
パリの幼稚園で起こった暴行事件を取り上げ
フランスの幼稚園は不透明だとか
何しているかわからないとか
マイナスなことを書いてしまいましたが
一応いいところもいっぱいあるんです😅
たとえば
「子どもの意見を尊重する」
「自分の行動を自分で決めさせる」
ところなどフランスらしく素敵だなって思います。
今日はフランスの精神として根付いている
「個の尊重」が教育の現場でどのように
教えられているのか
わたしが見たことや娘の経験を通してご紹介します!
【フランスの教育】子どもの意見を大切にしてくれる幼稚園の先生たち【押し付けない教育】
現在娘は5歳、今年度は年長クラスに進級しました。
わたしが子どもの頃通っていた幼稚園とは
国も時代も違うので驚くことが多いです。
なかでも
「子どもを子どもとして扱わず
意見をちゃんと尊重する」ところは
フランスらしいなと思います。
自分の行動を自分で決めさせる教育
わたしが幼稚園に通っていた頃
みんなと同じことを同じペースでやる
のが当たり前でしたが
娘の幼稚園では異なります。
今年の3月
娘がまだ年中クラスの時に
授業参観がありました。
ちなみにですが授業参観といっても
父兄全員が参加できるわけではなく
事前予約が必要で
わたしが参加した日はわたしの他に3人のママさんがいました。
娘の幼稚園では
年に4回ほどこのような機会があります。
工作の時間があったのですが
先生とみんなが一緒に作業をやるかと思いきや
先生が一度すべての流れを説明すると
子どもたちはそれぞれ作業を始めます。
真面目に取り組む子、お話ししちゃう子など
いろんな子がいて
作業の進み具合に差が出るのも
別にお構いなしという感じでした。
終わった子から
片付けをし始め
その後は他の子が終わるまで自由時間。
終わった子達でボードゲームをしたり
積み木やカードで遊んだり
好きな時間を過ごします。
みんなで一緒にやろう!他の子が終わるまで待とう!とはならないんですね。
自分の行動は自分で決めさせるのも
時代なのかフランスがそうなのか
わたしの時とはまるで違います。
休憩時間も必要な子だけ
幼稚園にもよるかも知れないんですが
娘が年少の時、給食を食べ終わったら
必ずお昼寝の時間がありました。
年長になると
お昼寝時間というより
「Temps calme (静かに過ごす時間)」と言って
横になって静かに過ごす時間が20分あるみたいなんですね。
20分後、寝ちゃった子や横になっていたい子はそのままで
遊びたい子は園庭で遊ぶというような流れだそうです。
しつけもフランスらしい!?
先生のしつけ方も独特というか
印象的だったので紹介します。
娘のお友達(女の子)が娘に
ぎゅっとしたり
頬にチュっとしようとした時
娘が少し嫌がるそぶりを見せたんですね。
それを見ていた先生が
「嫌だったら嫌だっていうのよ
あなたには断る権利があるんだから」
と娘に言いました。
わたしなら
無理矢理ぎゅっとしようとする本人に
「嫌がっているからやめてね」とか
自分の娘に(強制するのではなくとも)
「ギュッてしたいみたいだよ〜」と
声をかけちゃうところだなって思いました。
終わりに
思えば夫も娘によく言うんですよね。
「弟と遊びたくないなら遊ばなくていいよ〜」と。
わたしは一緒に遊んであげて〜!と言いがちでした😅
個を尊重する
=
自分の行動を自分で決めさせること
これも相手を思いやることの1つなんですよね。
押し付けない教育っていいなあと思いました。
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