みなさん、こんにちは!
パリの観光名所といえば
凱旋門が有名ですよね。
ところでパリには4つの凱旋門があるのをご存知でしたか?
そして「パリの歴史軸」と呼ばれる場所があり
そこには3つの凱旋門が
一直線上に並んで建設されているんです💡
この記事では
・パリにある4つの凱旋門
・一直線に並ぶ3つの凱旋門(パリの歴史軸)
について解説します✨
パリには4つの凱旋門がある!
凱旋門の歴史は古代ローマ時代まで遡ります。
古代から
戦争で勝利した軍隊や軍将を称えるために
建設されてきました。
無事に帰国した彼らは
市民が集まる前で凱旋パレードを行います。
日本語の「凱旋」も同じ意味で使われますよね!
パリ市内には4つの凱旋門があります。
1番有名なのは
シャンゼリゼ通りにあるエトワール凱旋門です。
エトワール凱旋門
ロシア・オーストリア連合軍に
ナポレオン率いるフランス軍が勝利した
アウステルリッツの戦いを記念し
ナポレオンの命によって
1806年、建設が始まりました。
大掛かりな建設は完成までに30年も要し
ナポレオンが門をくぐったのは
彼の死後、1840年のこと。
王権復古の流れに追いやられたナポレオンは
セント・ヘレナ島に亡命し、死去しました。
1840年、遺体がパリに運ばれ
声なき「凱旋パレード」を行い
その後、パリのアンヴァリッドに埋葬されました。
カルーゼル凱旋門
ナポレオンを称える凱旋門は、もう1つあります。
1806年〜1808年にかけて建設された
カルーゼル凱旋門です。
ルーヴル美術館とチュイルリー公園の間にあり
チュイルリー宮殿の入り口として
※宮殿はパリ・コミューン時に焼失しました。
建てられました。
サン・ドニ門とサン・マルタン門
サン・ドニ門とサン・マルタン門は
ルイ14世の戦勝を称えるために造られました。
シャルル5世(14世紀)が造った城壁跡地に
2つの凱旋門が建っています。
サン・ドニ門 1672年
サン・マルタン門 1674年
グランダルシュ門と一列に並ぶナポレオンの凱旋門〜パリの歴史軸 (Axe historique)〜
パリ西郊外のラ・デファンスに
グランダルシュ(Grande Arche)
という建物があります。
グランダルシュとは?
フランス革命200周年にあたる
1989年7月に落成式が行われました。
110メートルの高さを誇ります。
立方体で、中が空洞になっている外観から
「新凱旋門」とも呼ばれています。
パリの歴史軸:一直線上に並ぶ3つの凱旋門
ルーヴル美術館を背に西を向くと
カルーゼル凱旋門、エトワール凱旋門
そしてグランダルシュが
一直線上にピッタリ重なって見えます。
これは「パリの歴史軸」と言って
※フランス語はAxe historique
歴史的建造物や記念碑が
約10キロにわたって続いています。
- ルーブル美術館にあるルイ14世の騎馬像
(ナポレオン広場と呼ばれる場所にある)
↓ - カルーゼル凱旋門
↓ - チュイルリー公園
(かつてあったチュイルリー宮殿はナポレオンの公邸でした。)
↓ - コンコルド広場のオベリスク
(ナポレオンがルクソールから運んできたオベリスク)
↓ - シャンゼリゼ通り
↓ - エトワール凱旋門
↓ - グラン・アルメ通り
(ナポレオンの軍隊の名にちなんだ通り)
↓ - グランダルシュ
(フランス革命200周年記念)
ルーブル美術館から始まる
この「パリの歴史軸」は
ナポレオンだけでなく
古くはカトリーヌ・ド・メディシスや
ルイ14世などが歴史を紡いできた
証でもあります。
「パリの歴史軸」は
別名「王の道 voie royale」とも言われます。
おわりに
フランスの歴史を知っていると
パリの街中を歩くのが
もっと楽しくなると思います😃
ぜひパリに来たときは
パリの歴史軸を歩きながら
古人が築いてきた歴史を感じてみてください!
それではまた。
最後まで読んでいただきありがとうございます!
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