【フランスの産後うつ対策】産院で心理カウンセラーと面談しました。【家庭訪問もあり】

みなさん、こんにちは!

ふと1年前を思い返すことがあって

わたし

昨年の今頃、心理カウンセラーが家に来てたっけ。

息子を出産し、退院したあと

産後ケアの一環として心理カウンセラーの家庭訪問がありました。

2019年、長女を出産したのち

産後うつになった経験があります。

第二子(息子)を妊娠した時には

わたし

二度と同じ思いはしたくない!
なんとかしなくっちゃ。

と強く思いました。

この記事では

・フランスでの産後うつ経験
・フランスの産後うつ対策

についてお話しします!

これから出産を迎える方、
妊娠中のパートナーがいる方やご家族にとって
産後うつ対策のヒントになれば幸いです。

もくじ

フランスで産後うつ経験

産後うつとは?

産後うつとは、産後2週間〜3ヶ月以内に発生することが多いうつ病です。
※出典:医療法人社団 平成医会

症状

  • 気分の落ち込みや不安
  • 不眠
  • 気力がなくなる
  • 子どもを可愛いと思えない
  • 自己評価が低くなる
  • 自傷や自死を考えるようになる など

このような状態が2週間以上続くと、産後うつになっている可能性が高いです。

「産後うつ」と「マタニティーブルーズ」は違います。

マタニティーブルーズは産後2日〜5日頃、涙もろく、不安定な感情やイライラを経験することを指します。

1〜2週間程度で治ることが多いです。

第一子産後うつ経験

2019年に長女を出産しました。

フランスでの出産

里帰りはしませんでした。

頼れるのは夫と義家族のみ。

義母や義妹と反りが合わなかったんです。

特に義母はお節介な人で

わたしの育児方法に口を出す人でした。

自分のやり方や自分自身に

どんどん自信がなくなっていきました。

長女が生まれてから

夫とも育児のことでぶつかることが多く

誰にも頼れない

孤独を感じることが増え

育児が苦痛で仕方なかったです。

当時は毎日泣いて過ごす日々でした。

産後数ヶ月が経つと

不運なことに

記憶にも新しいコロナウイルスが大流行し

フランスはロックダウンを経験しました。

数ヶ月もの間、夫、赤子と24時間一緒に過ごす生活を強いられたのです。

この時期は思い出したくもないほど、精神的に荒れていましたね。

フランスの産後うつ対策とは?

長男を2023年に妊娠したとき

わたし

今度は育児を楽しみたい!

と強く願いました。

産後うつにならないために最善を尽くそう!

と決意したのです。

出産準備教室でのアドバイス

フランス式妊娠7ヶ月から受けられる
※妊娠期間の数え方は日本と違います。

出産準備教室にて

過去に産後うつになったことを話しました。

出産準備教室とは?

「Préparation à la naissance (出産準備教室)」は助産師や医師によって行われます。
出典:ameli.fr

・出産の流れ
・お産時の呼吸方法や姿勢
・新生児へのケア
・母乳の与え方 など

出産や新生児についてレクチャーをしてくれます。

全7回、費用はセキュリテ・ソシアル(国民健康保険)が100%負担してくれます。

💡わたしは街の助産師と個人レッスンを受けました。

💡産院によって集団レクチャーを行うところもあります!

助産師に相談したおかげで

わたしがどうして産後うつになったのか

第二子の産後はどうしたいのか

が明確になりました。

産後うつになる原因はいくつかありました。

その中でも大きなキッカケは

夫と長女と穏やかに過ごせなかった」ことでした。

生まれた次の日から入院中にもかかわらず

義家族が何時間も病室に居座りました。

しかも毎日です。

産後の入院中は

助産師や医師の訪問が数多く

赤ちゃんと同室なのでなかなか眠れないのに
※フランスの産院は基本的に赤ちゃん同室です。

義家族を受け入れなければいけない状況でした。

退院後も何かと義母が家に来ては

育児のことに口出しする日々。

義母は良かれと思ってやっていることが

わたしには負担で苦痛で仕方がなかったのです。

原因がはっきりしたところで夫と話し合いました。

・産院に義家族を呼ばないこと
・退院後、わたしがOKと言うまで義家族を家に呼ばないこと 
 
を理解してもらいました。

夫と助産師と3人で面談をする機会を事前に設けたおかげで

夫もすんなりと受け入れてくれました。

助産師の言葉を今でも思い出します。

「出産はあなたと赤ちゃんが頑張るの。

あなたがわがまま言ったっていいじゃない。

あなたが望むことをしないと、その後ずっと引きずることになるのよ。」

産院での助産師と面談

出産準備教室と並行して

産院で初問診を受けました。

妊婦健診や産院選びについてこちらの記事でお話しています!

フランスで出産!エコーは3回だけ?!【どんな手続きがある?】【無痛分娩が主流?】

妊娠経過のほか

持病や入院歴など、出産に必要な情報を

助産師と共有します。

ちなみにパートナーによるDV(暴力)の有無も聞かれました😲

そのとき、助産師から

「第一子の産後は順調でしたか?」と

質問されたので

産後うつになったことを伝えました。

メモをとりながら

産後の状況や症状を親身に聞いてくれました💡

出産後の入院中、心理カウンセラーと面談

息子の出産は順調に進みました。

母子ともに問題なかったです。

出産後3日目

心理カウンセラーが病室に来ました。
※Psychologue

産院での初問診のとき

助産師がメモを取っていたのは

心理カウンセラーとの面談を手配するためだったのです。

義家族、夫や娘のことなど

不安に感じていることを話し、

アドバイスをもらいました。

涙を流しながら面談をしたのを覚えています。

心理カウンセラーは

わたしの話や状況から判断し

「退院後も継続して面談しましょう」と言いました。

ちなみに義家族には

コロナ対策で面会禁止と伝えていたので
※嘘をつきました😅

入院中は夫、娘、息子と水入らずで過ごせました😊

そしてわたしの希望どおり

義家族の訪問は

しばらく待ってもらえたのでよかったです。

退院後、心理カウンセラーの家庭訪問

退院してから数日後

心理カウンセラーから電話が来ました。
※産院の心理カウンセラーではなく
 産院と連携しているアソシエーションの人。

結果として

産後3ヶ月までお世話になりました。

わたしの考えや意見を肯定してくれたり

適切なアドバイスをくれたので

自分に自信を持てるようになりました。

産後、義母との関係は良好でした。

心理カウンセラーとの面談で

義母に対するストレスを

吐き出せていたので

義母に優しくできました。

心に余裕ができていたのだと思います💡

心理カウンセラーというと費用が高いイメージですが

この家庭訪問は費用がかからなかったです。

ところで

家庭訪問では

義母のことだけでなく

長女との関係についても

相談していました。

息子が生まれてから長女との関係がうまくいかなくなってしまったからです。

少し長くなってしまったので

娘のことは次回の記事でお話ししたいと思います!

最後に…

フランスでは産院が積極的に

産後うつ対策をしてくれるんですね💡

助産師や心理カウンセラーに

たくさん助けてもらいました。

産後は孤独に感じることが多くなります。

不眠が続くとマイナスな考えにもなりがちです。

少しでも辛いと思ったら

周りの人に助けを求めてください。

わたしの場合、

心理カウンセラーという選択をしましたが

実母やパートナーでもいいと思いますし

周りに助けてくれる人は必ずいますから😊

それではまた!

最後まで読んでいただきありがとうございます!
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